バックグラウンド処理

バックグラウンドで実行される処理に必要な状態と画面をまとめています。

基本的な考え方

処理に時間がかかり、操作が完了した状態をすぐに表示できない場合、処理を非同期で行ないます。これをバックグラウンド処理と呼びます。

バックグラウンド処理が実行されることがユーザーにも伝わるように、操作直後にはフィードバックとして以下を伝えます。

  • バックグラウンド処理が進行していること
  • バックグラウンド処理の結果をどの画面で確認すればよいか

ライティング

バックグラウンド処理が失敗した場合、エラーメッセージのライティングパターンのバックグラウンド処理に沿ったメッセージを表示してください。エラー状態はユーザーの目的達成を阻害するため、回復方法が理解できるライティングが重要です。

状態

バックグラウンド処理には4つの状態が存在します。

  • 処理中
  • 成功
  • 一部失敗
  • 失敗

状態によって、一覧画面と詳細画面の表示パターンが変化します。詳細は、一覧画面の構成詳細画面の構成を参照してください。

操作直後のフィードバック

ユーザーには、バックグラウンド処理であるかどうかはわからないため、操作後に伝える必要があります。

バックグラウンド処理をリクエストしたときに表示する文言は、{処理名}を受け付けましたとし、バックグラウンド処理結果の一覧画面へのリンクをフィードバックとして表示します。

使用するコンポーネントは以下を状況によって使い分けます。

  • NofiticationBar
    • 基本的にはNofiticationBarを使用します。
    • 記載する情報は1行に収めてください。
  • InformationPanel
    • 記載したい情報が2行以上に及ぶ場合は、InformationPanelを使用します。

フィードバックの基本的な考え方もあわせて参照してください。

バックグラウンド処理結果の一覧画面

バックグラウンド処理として受け付けた処理を一覧で表示する画面です。

構成

バックグラウンド処理結果の一覧画面は、以下の情報を含むよくあるテーブルです。

  1. ステータス
  2. 処理名
  3. 受付日時
  4. 結果概要

その他の要素については必要に応じて判断してください。

1. ステータス

処理の状態をStatusLabelで表示します。

処理の状態StatusLabel
処理中type="blue"を使用します。
成功type="grey"を使用します。
一部失敗type="warning"を使用します。
失敗type="error"を使用します。

2. 処理名

操作したあとに実行された処理の内容が想像できるように、 {オブジェクト}の{操作}で記載します。

例:

  • 評価の削除
  • 従業員の一括招待
  • 従業員情報のダウンロード

3. 受付日時

日付はYYYY/MM/DD、時刻はhh:mm:ssという表記で記載します。

4. 結果概要

結果概要では以下のように成功と失敗の件数を伝えます。

◯件の{オブジェクト}の{操作}に成功しました。◯件の{オブジェクト}の{操作}に失敗しました。

処理中の場合は、何も表示しません。

レイアウト

各情報を以下のように配置します。

バックグラウンド処理結果の一覧画面のレイアウト

バックグラウンド処理結果の詳細画面

バックグラウンド処理結果の詳細を伝える画面です。

構成

バックグラウンド処理結果詳細画面は以下の要素で構成されます。

  1. ステータス
  2. 処理名
  3. 処理情報
    • 実行者
    • 受付日時
    • 所要時間
  4. 処理結果
    • 結果詳細
    • エラー内容
    • 添付ファイル

1. ステータス

処理の状態をStatusLabelで表示します。 使用するカラーは一覧画面と同様です。

2. 処理名

一覧画面と同様に、{オブジェクト}の{操作}で記載します。

3. 処理情報

以下のような情報をまとめて「処理情報」と呼びます。

  • 実行者
    • 従業員名もしくはメールアドレスで記載します。
  • 受付日時
  • 所要時間
    • 実際に処理に要した時間をhoge分hoge時間といった形式で記載します。

4. 処理結果

以下のような情報をまとめて「処理結果」と呼びます。

  • 結果詳細
    • 結果概要と同様の内容もしくは「成功」の場合の次に促したい操作を表示します。
  • エラー内容
    • エラー内容にはエラーの原因を表示します。エラー内容の詳しい書き方についてはエラーメッセージを参照してください。
    • エラーがない場合には - と表示します。
  • 添付ファイル
    • CSVの書き出し操作やエラーの詳細をファイルで伝える場合は、CSVファイルをダウンロードできるボタンを配置します。
    • 添付ファイルがない場合にはボタンを非表示にします。

レイアウト

前提となる処理情報を左に配置します。ただし、ユーザーの関心がもっとも高い情報は結果詳細のため、右側に大きく表示します。

どちらの情報もファーストビューに表示されるよう、上下でなく左右に配置しています。

バックグラウンド処理結果の詳細画面のレイアウト