アクセシビリティチェックはじめてガイド
アクセシビリティ簡易チェックリストを使った、アクセシビリティチェックのはじめかたを解説しています。やることには1〜4の番号をつけていますが、やりやすい順序で取り組んでください。
やること
- 対象のページを選ぶ
- 項目を選ぶ
- チェックシートを用意する
- チェックする
1. 対象のページを選ぶ
ウェブサイトから、チェック対象のページを選びましょう。はじめてのチェックでは、ウェブサイトの中から最もチェックしやすそうな1ページを選ぶとよいでしょう。以下のようなページがおすすめです。
- コンテンツ量が少ない
- 独自で実装した、複雑なUIコンポーネントが少ない
2. 項目を選ぶ
アクセシビリティ簡易チェックリストから、チェックする項目を選びましょう。
チェック項目は7つのカテゴリに分かれています。はじめてのチェックでは、チェックしやすいカテゴリに絞ってチェックをしてみるとよいでしょう。
例えば、「操作しやすさ」には、キーボード操作に関する項目が揃っています。手元でチェックしやすく、キーボード操作ができないUIがどのように不便かを体験できるので、おすすめです。
時間に余裕があったり、複数人で取り組める場合は、上から順に全項目をチェックするのもよいでしょう。
3. チェックシートを用意する
チェックするページと項目が決まったら、それらを書き出す、チェックシートを用意しましょう。スプレッドシートを公開しているので、コピー・編集して、自由に利用してください。
アクセシビリティ簡易チェックリスト用チェックシート(Googleスプレッドシート)
4. チェックする
チェック対象のウェブページに対して、チェックリストの項目を1つずつチェックしていきます。
チェックするときは、判断の根拠となる情報をメモしておくと役に立ちます。チェック結果の判断に迷ったら、その理由をメモしておき、判断を保留しておいてもよいでしょう。
チェックが終わったら
チェックが終わったら、チェック結果を見てみましょう。
結果をチームに共有して、そのページを改善する方法を考えたり、今後の開発で同じ課題を生まないために、どんなことができるか話したりしてみましょう。
チェック結果の判断に迷った項目があれば、誰かに相談して、一緒に考えてみましょう。アクセシビリティ向上に取り組む仲間が増えるきっかけになるかもしれません。