情報設計レビュー
情報設計レビューは、プロダクトデザインの情報設計に対して行なわれるレビューです。担当デザイナーが用意した情報設計のアウトプットおよび画面レイアウトに対し、レビュアーが同期的にレビューを行ないます。
なお、ここでの「担当デザイナー」は、プロダクトのデザインを主導した人物を指します。組織において「デザイナー」の肩書を持つ人物に限りません。
目的
- UIデザイン使用性チェックリストの#1-#5をチェックし、情報設計部分の品質を担保すること
対象
- 新規開発アプリ
- 規模の大きいfeature開発
実施するタイミング
デザインの大枠が固まり、開発チームに共有できるようになったとき
実施のトリガー
- UI定例チームから適宜声かけ
- 担当デザイナー自身の希望
ゴール
- フィードバックに対する議論や修正を経て、レビュアーからの承認が得られていること
- 「LGTM、よさそう」が醸成されれば完了とする
参加者
- 担当デザイナー
- レビュアー(2名)
- 司会者(1名)
- オブザーバー(その他の任意参加者)
レビュアー、司会者はランダムでアサインされます。
用意するもの
- 情報設計のアウトプット
- 画面レイアウト(Figma)
実施方法
プロダクトデザイン本部のレビュー会の枠などを使い、同期的に行ないます。(30-60分程度)
- 担当デザイナーから、情報設計のアウトプットや画面レイアウトを見せながら、制作物や意図を説明する
- それを踏まえて、レビュアーからフィードバックを行ない、必要に応じて担当デザイナーと議論を交わす
- 司会者は議論が円滑に進むよう、進行を補助する
フィードバックをするのは主にレビュアーが担当しますが、オブザーバーがフィードバックをすることも問題ありません。
期待されるフィードバック
- 情報設計のアウトプットに違和感がないか
例:- 「ユーザーストーリーの解像度が不十分に見える」
- 「概念モデルとオブジェクトモデルが一致していない」
- 「ビューの呼び出し関係とユーザーストーリーが一致していない」
- 「ナビゲーション設計が妥当でない」
- 画面と情報設計にズレがないか
例:- 「情報設計のアウトプットと画面レイアウトが一致してない」
期待されないフィードバック
- 余白やコンポーネント選定、スタイリングなどへの指摘
- これらはUIレビューで行なう