情報設計レビュー

情報設計レビューは、プロダクトデザインの情報設計に対して行なわれるレビューです。担当デザイナーが用意した情報設計のアウトプットおよび画面レイアウトに対し、レビュアーが同期的にレビューを行ないます。

なお、ここでの「担当デザイナー」は、プロダクトのデザインを主導した人物を指します。組織において「デザイナー」の肩書を持つ人物に限りません。

目的

対象

  • 新規開発アプリ
  • 規模の大きいfeature開発

実施するタイミング

デザインの大枠が固まり、開発チームに共有できるようになったとき

実施のトリガー

  • UI定例チームから適宜声かけ
  • 担当デザイナー自身の希望

ゴール

  • フィードバックに対する議論や修正を経て、レビュアーからの承認が得られていること
    • 「LGTM、よさそう」が醸成されれば完了とする

参加者

  • 担当デザイナー
  • レビュアー(2名)
  • 司会者(1名)
  • オブザーバー(その他の任意参加者)

レビュアー、司会者はランダムでアサインされます。

用意するもの

実施方法

プロダクトデザイン本部のレビュー会の枠などを使い、同期的に行ないます。(30-60分程度)

  1. 担当デザイナーから、情報設計のアウトプットや画面レイアウトを見せながら、制作物や意図を説明する
  2. それを踏まえて、レビュアーからフィードバックを行ない、必要に応じて担当デザイナーと議論を交わす
  3. 司会者は議論が円滑に進むよう、進行を補助する

フィードバックをするのは主にレビュアーが担当しますが、オブザーバーがフィードバックをすることも問題ありません。

期待されるフィードバック

  • 情報設計のアウトプットに違和感がないか
    例:
    • 「ユーザーストーリーの解像度が不十分に見える」
    • 「概念モデルとオブジェクトモデルが一致していない」
    • 「ビューの呼び出し関係とユーザーストーリーが一致していない」
    • 「ナビゲーション設計が妥当でない」
  • 画面と情報設計にズレがないか
    例:
    • 「情報設計のアウトプットと画面レイアウトが一致してない」

期待されないフィードバック

  • 余白やコンポーネント選定、スタイリングなどへの指摘