ヘルプセンターの構造設計
ユーザーが情報を見つけやすく、メンテナンスしやすいヘルプセンターにするために、以下の観点でセクションとページの並び順を設計しましょう。
構造を整えることで、機能やヘルプページが増えても品質を保てます。
対象者でセクションを分ける
管理者向けの記事と従業員向けの記事では、読み手の関心事が異なります。
対象者ごとにセクションを分けることで、ユーザーが自分に関係のある情報を素早く見つけられるようにしましょう。
概要→操作手順→仕様一覧の順に並べる
各プロダクトのセクション内では、以下の順序で並べることを推奨します。
はじめて使うユーザーが機能を理解しやすくなり、慣れたユーザーも必要な仕様を見つけやすくなります。
- 機能概要:機能の全体像や目的を説明するページ
- 操作手順:機能の操作を順序立てて説明するページ(初期設定 → 日常的な操作の順に並べる)
- 仕様の一覧:設定項目や制限など、仕様を網羅的にまとめたページ
たとえば、届出書類別タブで開くでは、以下のように並べています。(2025年12月時点)
- はじめて届出書類機能を使う(機能概要)
- 電子申請を設定する(操作手順 - 初期設定)
- 書類を作成・編集する(操作手順 - 日常的な操作)
- 電子申請を作成・送信する(操作手順 - 日常的な操作)
- …
操作の流れを意識して並べる
操作手順のヘルプページでは、CRUD(Create、Read、Update、Delete)の順に並べましょう。
操作の流れに沿った順序で情報を提示することで、ユーザーがスムーズに作業を進められるようになります。
関連するページを近くに配置する
関連する情報が書かれているページ同士は近くに配置するようにします。
関連ページを近くに置くことで、ユーザーが複数の関連情報を行き来する際の手間を減らし、必要な情報を確認しやすくなります。
例
コンテンツの重複を避ける
原則として、1つの情報は1つのページにのみ記載します。
情報を一箇所にまとめることで、ユーザーが迷わず必要な情報を見つけられるようになります。
既存機能に似た新機能を追加するときなど、情報が重複しそうな場合は、UXライターに相談しましょう。