用字用語:理由

送りがなを付けて表記する

説明

内閣告示の「送り仮名の付け方」に従い、送りがなを付けて表記します。

例外
書類名などの固有名詞は正式名称にあわせます。

OK例: 書き込み、取り消し
NG例: 書込、取消

出典

https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/naikaku/okurikana/index.html

‐er、‐or、‐arで終わる単語は「長音あり」、-yで終わる単語は「長音なし」とする(例外あり)

説明

日本語としてカナ表記が一般化している単語は、英語表記をしたときの語尾によって長音(ー)の有無を決定します。

  • ‐er‐or‐arで終わる単語は長音をつける

  • 例:ユーザー、マスター、フィルター

  • -yで終わる単語は基本的に長音をつけない

  • 例:セキュリティ、アクセシビリティ

例外

  • browserは、ブラウザ
  • folderは、フォルダ

議事録

https://smarthr-inc.docbase.io/posts/1781503

「ウィ/ウェ/ウォ」を使用する

説明

外来語の「wi/we/wo」をカタカナで表記する場合は、「ウィ/ウェ/ウォ」と表記します。

「ウイ/ウエ/ウオ」と表記すると、別のものを指している印象を与える可能性があるため、「ウィ/ウェ/ウォ」に統一しました。

OK例: ウィンドウ、ウェイト、ソフトウェア
NG例: ウインドウ、ウエイト、ソフトウエア

議事録

https://kufuinc.slack.com/archives/CJX59GJFR/p1601863186019500

出典

NHKの調査(2012年)では「ソフトウェア」が主流 https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/yougo/pdf/091.pdf

数字は半角の算用数字で表記する

説明

「1つ・2つ」「1回・2回」と数えられるものは算用数字で表記します。
丸数字については「丸数字(数字を丸で囲っているもの)の使用は控える」を参照してください。

OK例: 本人確認書類1点
NG例: 本人確認書類一点

例外
固有名詞や慣用句は例外です。「単一」、「一部」、「一語一句」や「一を聞いて十を知る」など、熟語やことわざは漢数字を用います。
漢数字か算用数字か確認する際は、数字部分を別の数字に変えてみてください。
確認例: 一語一句→二語三句(変えると不自然なため、漢数字のままが正しい)

議事録

https://kufuinc.slack.com/archives/CJX59GJFR/p1629940901001400

丸数字(数字を丸で囲っているもの)の使用は控える

説明

環境依存文字のため、丸数字は使用せず、算用数字を使用します。

例外
書類上で使われている丸数字をアプリケーション上でも示したい場合のみ、丸数字を使用できます。
この場合は、含まれる文字数が多く、可読性も高いUnicodeを推奨します。
ただし、NG例の通り、文字サイズが小さいものや、黒丸、二重丸は使いません。

OK例: ⓪(U+24EA)、①(U+2460)〜⑳(U+2473)、㉑(U+3251)〜㊿(U+32BF)
NG例: ➀〜➉(U+2780〜U+2789)、❶(U+2776)、⓵(U+24F5)

議事録

https://kufuinc.slack.com/archives/CJX59GJFR/p1648186028804249

「!」と「?」は単独で使う場合は全角、ペアで使う場合は半角で表記する

説明

「!」「?」「!?」「!!」という単位で1文字に相当するため、「!」「?」は全角で表記し、「!?」「!!」は半角で表記します。

日付は「YYYY/MM/DD」、時刻は「hh:mm:ss」と表記し、期間を表す記号は「〜」を使用する

説明

他社のアプリケーションと連携しやすいように、日付(date)の文字列形式は、YYYY/MM/DDで表記します。日付の要素は/で区切ります。

  • YYYY:西暦年4桁
  • MM:2桁の月
  • DD:2桁の日

時刻(time)の文字列形式は、hh:mm:ssで表記します。状況に応じて、ssは省略しても構いません。

  • hh:24時間制の2桁の時
  • mm:2桁の分
  • ss:2桁の秒

また、期間を表す場合には、(波線)を使います。

OK例: 2022/01/01、23:00:05、2022/01/01〜2022/03/01
NG例: 2022/1/1、PM11:00:05、2022/01/01 - 2022/03/01、2022/01/01−2022/03/01

なお、プロダクトの値としての日時ではない場合は「2019年1月1日」「15時35分」と表記しても構いません。

「◯◯ファイル」の◯◯の部分は大文字か開発元公式の書き方で表記し、拡張子は省略する

説明

「◯◯ファイル」の◯◯の部分は、略称の場合はすべて大文字で表記するか、開発元公式の書き方に合わせます。

OK例: CSVファイル、Excelファイル、Wordファイル
NG例: .csvファイル、.xlsxファイル

議事録

https://kufuinc.slack.com/archives/C01AF112SMS/p1613974530019200?thread_ts=1613968249.010600&cid=C01AF112SMS

ファイルサイズは英字2文字で表記する

説明

数字と単位の間にはスペースを入れず、「5GB」のように表記します。

例外
byte単独で使う場合のみ、例外的にカタカナで表記します。
OK例: 5GB、10TB、2バイト
NG例: 5 GB、10テラバイト、2byte

議事録

https://kufuinc.slack.com/archives/CJX59GJFR/p1621227498284100

他社製品の名称は正式名で記載し、TMなどの表記は不要とする

説明

OK例: Microsoft Excel
NG例: Excel、Word

例外
SmartHRがベンダーなどの立場でライセンス契約を結んでいる場合には、契約先のレギュレーションに則ります。
例:NPS®

議事録

https://kufuinc.slack.com/archives/CJX59GJFR/p1622015870019300

社内用語など、一般的でない言葉を使わない

説明

どのようなユーザーにも伝わりやすいように、辞書に載っている一般的な言葉を使いましょう。

社内用語・専門用語・独自の用語など、ユーザーに伝わらない可能性がある言葉は避けましょう。

OK例: 企業アカウント
NG例: テナント

議事録

https://kufuinc.slack.com/archives/CJX59GJFR/p1652166634163919

管理者の呼称は、基本機能とオプション機能の区別がわかるように表記する

説明

通称「SmartHR本体」とされているアプリケーションの呼称を「SmartHR基本機能」に統一したことに伴い、管理者の呼称は「SmartHR管理者」ではなく「SmartHR基本機能の管理者」とします。

同様に「SmartHRオプション機能」の管理者の呼称は「◯◯機能管理者」など、各機能で定められた呼称を使用します。

例外
「SmartHR基本機能の管理者」は、初出でない場合は「基本機能管理者」としても構いません。

「検索フォーム」と表現し、「検索ボックス」の使用は控える

説明

検索したいキーワードを入力するInputは「検索フォーム」と表記します。

ComboBoxを使用する場合も含めて、「検索フォーム」と呼びます。

議事録

https://kufuinc.slack.com/archives/CJX59GJFR/p1688098238593719

「アイコン」と表現し、「マーク」の使用は控える

説明

アプリケーション上で使用されているアイコンは、「鉛筆アイコン」「紙飛行機アイコン」など「◯◯アイコン」という形式で表現します。

別のものを指している印象を与えかねないため、「マーク」は使いません。

「アップロード」と「ダウンロード」を使用する

説明

SmartHRにファイルを転送する操作は「アップロード」と表現します。

SmartHRからファイルを入手する(ストレージにあるデータをそのまま落としてくる)操作は「ダウンロード」と表現します。

議事録

https://smarthr-inc.docbase.io/posts/1650767

「あわせて」は平仮名で表記する

説明

漢字の「合わせて」「併せて」は基本的に使用せず、平仮名の「あわせて」で表記します。
理由は以下の3点です。

  • 漢字表記を見る機会が少なく、漢字表記よりもひらがな表記の方が馴染みがある
  • ひらがなにしても、2つの意味を混同する場合はレアケースである
  • SmartHRのパーソナリティ「親しみやすい」の観点からも、必要以上に格式ばった表現をしない(ひらがな表記の方がやわらかいイメージを与えられる)

注意点
「合わせて」「併せて」どちらの意味かわからなくなるような表現は避けます。
「AとBをあわせてhogeに入力してください」という場合、AとBの合計を入力するのか、併記して入力するのかの判別が難しくなります。こういう場合には、
「AとBの合計をhogeに入力してください。」(合計を入力する場合)
「AとBをhogeに併記してください。」(併記して入力する場合)
のように、明確な表現をしましょう。

議事録

https://kufuinc.slack.com/archives/CJX59GJFR/p1629108934076300

出典

日本語スタイルガイドでは漢字表記だが、SmartHRでは平仮名表記とする。

「移動」と表現し、「遷移」の使用は控える

説明

「遷移」よりも「移動」の方が、ユーザーにとって馴染みがあると判断しました。

議事録

https://kufuinc.slack.com/archives/CJX59GJFR/p1603697989037600

「ウェブ」はカタカナで表記する

説明

固有名詞でない限り、「ウェブ」と表記します。

広報での議論を参考に、プロダクト側も同じガイドラインで統一することにしました。広報で「ウェブ」を採用した根拠は以下の通りです。

  • 元はWorld Wide Web(略してWeb)
  • 現在は欧米では「The web」と表記されることが多い
  • カタカナ表記の「ウェブ」は日本語として定着している

例外
「Webhook」「PCAクラウドWeb-API」のような固有名詞は「Web」と表現します。また「ウェブブラウザ」は、単に「ブラウザ」とします。

ユーザーを示す言葉は「お客さま」「管理者さま」「担当者さま」「ユーザーさま」を使い分ける

説明

ユーザーを示す言葉は、以下の基準で使い分けます。

  • お客さま: SmartHRが、外部に対して情報を発信するときに使用します。

  • 管理者さま: SmartHR上のユーザーの役割を具体的に指したいときのみ使用します。なお、ヘルプページでは、役割自体を指す場合は「管理者」、役割を持つユーザーを指す場合は「管理者さま」と表現しています。

  • 担当者さま: 「人事労務の担当者さま」などと言う場合のみ使用します。「ご担当者さま」としても構いません。

  • ユーザーさま: SmartHRのすべての利用者、つまり管理者と従業員の両方を含めて呼びたいときに使用します。

「行なう」と表現し、「行う」の使用は控える

説明

日本語としては、「行なう」と「行う」のいずれも正しい表現です。
しかし、「行った(おこなった)」と表現した場合、「いった」と誤読する可能性があります。
このため、「行なう」と表現した方が、ユーザーにとって親切だと判断しました。

注意点
「行なう」は表現として固いため、可能な場合は「○○する」「○○してください」などの表現に置き換えてください。

議事録

https://kufuinc.slack.com/archives/CJX59GJFR/p1597665779077700

「改善」と漢字で表記し、「カイゼン」の使用は控える

説明

機能の「改善」は、製造業の現場やアジャイル開発で使われる「カイゼン」とは意味が異なるため、漢字で表記します。

開発チーム内で「カイゼンチケット」のような使い方をしても構いません。

議事録

https://kufuinc.slack.com/archives/CJX59GJFR/p1636958186072400

「書き出し」と表現し、「エクスポート」の使用は控える

説明

SmartHRからデータを抽出する操作は「書き出し」と表現し、「エクスポート」「出力」という表現は使いません。

ただし、ヘルプページなどで、Excelなど別のソフトウェア使う操作でUIに「エクスポート」と書かれている場合には、ソフトウェア上の表記として用いて構いません。

議事録

https://smarthr-inc.docbase.io/posts/1650767

「か所」「か月」と表記する

説明

日本語スタイルガイド(第3版)にならい、「か所」「か月」と表記します。
表記ゆれを防ぐため、「箇所」「個所」など、そのほかの表記は基本的に使いません。

注意点
ただし、公文書などの書類にある表記は、そのまま表記します。「か所」「か月」への置き換えは不要です。

議事録

https://kufuinc.slack.com/archives/CJX59GJFR/p1666141958261579

「頃」は漢字で表記する

説明

「頃」は漢字で表記し、平仮名では表記しません。
「頃」はユーザーにとって馴染みがあり、読みづらかったり、読み間違えたりするリスクが低いと判断しました。

議事録

https://kufuinc.slack.com/archives/CJX59GJFR/p1649998111788489

従業員の休職や退職を表すステータスの総称は「在籍状況」と表現し、勤務中の状態は「在職中」と表現する

説明

従業員の休職や退職を表すステータスは、「在籍状況」と表現します。「在職状況」は使用しません。
在籍状況には、「在職中」、「休職中」、「退職済み」の3つのステータスがあります。

ステータスの中で、勤務に従事している状態は「在職中」と表現します。「在籍中」は使用しません。

理由
休職中にも会社に籍はあるので、「在籍中」という表現には休職中も含むことになる。
在職中と休職中の両方を指したい場合は「在籍中」を使っても構いません。

「再読み込み」と表現し、「更新」「リロード」の使用は控える

説明

画面を最新の状態にする操作は、「再読み込み」と表現します。

SmartHRでは、従業員情報などを編集して保存することを「更新」と表記しているので、混同を避けるために「再読み込み」としました。

なお、特別な理由がない限りは「画面を再読み込み」と表現し、「ブラウザを再読み込み」「ページを再読み込み」は使いません。

議事録

https://kufuinc.slack.com/archives/CJX59GJFR/p1640048227260600 https://smarthr-inc.docbase.io/posts/2222090#%E8%AD%B0%E8%AB%96-1

アプリケーションが主語のときは「使用」と表現し、「利用」の使用は控える

説明

アプリケーションが主語で、アプリケーション内でオブジェクトなどを使う操作は、「使用」と表現します。「使用」と「利用」の表記ユレが発生しないようにしてください。

例外
ユーザーが主語の場合は、コンテキストによって「使用」と「利用」を使い分けます。

OK例: SmartHR基本機能では、登録された従業員情報を、管理者が指定した用途でのみ使用します。

議事録

https://kufuinc.slack.com/archives/CJX59GJFR/p1638842362239100

ヘルプページなどのリファレンスの閲覧を促す場合は「参照」と表現し、「確認」の使用は控える

説明

アプリケーション上での「確認」を求める場合と明確に書き分けるため、「参照」としました。

アプリケーションの呼び方には「SmartHR基本機能」と「オプション機能」を使用する

説明

通称「SmartHR本体」とされているアプリケーションは、「SmartHR基本機能」とします。
加えて、「プラスアプリ」と呼ばれている機能は、「SmartHRオプション機能」とします。具体的には、年末調整、カスタム社員名簿、文書配付、分析レポート、従業員サーベイ、組織図、人事評価、配置シミュレーションを指します。

例外
SmartHRであることが明らかにわかる文脈では「基本機能」「オプション機能」としても構いません。
例えば、SmartHR基本機能とSmartHRオプション機能を1つの文で併記するときは、「SmartHR基本機能」、「オプション機能」として、一方のSmartHRを省略可能です。
文中では、初出時に「SmartHR基本機能」と記載し、以降は「基本機能」として、SmartHRを省略可能です。

「スマートフォン」と表現し、「スマホ」などの表現は控える

説明

アプリケーションやヘルプセンターでは「スマートフォン」に表記を統一し、誤解を生まないようにします。
ただし、マーケティングなど別のコミュニケーションでは、この限りではありません。

議事録

https://kufuinc.slack.com/archives/CJX59GJFR/p1604647711088000

アプリケーションの操作画面は「画面」で表記する

説明

アプリケーションの操作画面は「画面」と表記します。「ウィンドウ」、「ダイアログ」、「モーダル」という表記は使いません。

ユーザーの関心は、画面で「何ができるか」です。その画面が「ダイアログなのか?ウィンドウなのか?」といったUIの書き分けは、ユーザーの使い勝手に影響しないと判断しました。

UI上のテキストやヘルプページでは、画面のタイトルを明示して、何ができるかを案内してください。

議事録

https://kufuinc.slack.com/archives/CJX59GJFR/p1649969573941349

「サンプル」と表記し、「ダミー」は使用しない

説明

英単語の「dummy」はネガティブな意味を持つため、「ダミー」は使用しません。代わりに「サンプル」を使用します。

OK例:サンプルデータ
NG例:ダミーデータ

議事録

https://kufuinc.slack.com/archives/CJX59GJFR/p1697531663742579

「動作環境」と表現し、「推奨環境」の使用は控える

説明

SmartHRが不具合なく動作する環境のことを「動作環境」と表現します。

「推奨環境」と表現すると、要件を満たさない環境でも正常に動作するように受け取れるため、「動作環境」の方が適切だと判断しました。

議事録

議論 https://kufuinc.slack.com/archives/CJX59GJFR/p1633931378142200 議論のまとめ https://smarthr-inc.docbase.io/posts/2172951 社外向けのお知らせ https://smarthr.jp/news/32446

「得意な言語」と表記し、「母国語」「母語」の使用は控える

説明

多言語対応に関する記載において、「その人が十分に理解できる言語」は「得意な言語」と表記します。

SmartHRが提供する多言語対応は、「その言語を子供の頃に自然に身につけた人」だけでなく「その言語を後から学んで十分に理解できるようになった人」も対象としているため、「母語」や「母国語」ではなく「得意な言語」と表記します。

また、習熟度や使われる地域の限定がない場合は、単に「言語」と表記します。

OK例:外国人従業員は、得意な言語で情報を入力できます。
NG例:外国人従業員は、母国語で情報を入力できます。

OK例:SmartHRでは、様々な言語の従業員の利用を想定して、多言語化対応を進めております。
NG例:SmartHRでは、様々な母国語の従業員の利用を想定して、多言語化対応を進めております。

議事録

https://smarthr-inc.docbase.io/posts/2735905

「ドロップダウンリスト」と表現し、「プルダウンメニュー」などの使用は控える

説明

UIコンポーネントのDropdownSelectのような、クリックで展開するリストは「ドロップダウンリスト」と表現します。
理由は以下の通りです。

  • 「プルダウン」よりも「ドロップダウン」の方が検索のヒット数で優勢
  • 操作メニューだけに使用されるとは限らない(項目の一覧から選択させる場合にも使用する)ため、「メニュー」より「リスト」が適切

議事録

https://kufuinc.slack.com/archives/CJX59GJFR/p1649397466415699

「にもかかわらず」と平仮名で表記する

説明

漢字の「にも関わらず」「にも拘らず」は使用せず、平仮名の「にもかかわらず」で表記します。

前述とは異なる状況へ進んだ場合の適切な漢字は「にも拘らず」ですが、漢字表記を見る機会が少なく、平仮名で表記したほうが読みやすいと判断しました。

OK例:正しい情報を入力したにもかかわらず、ログインできない場合

議事録

https://kufuinc.slack.com/archives/CJX59GJFR/p1690962988673789

「入力必須」と表現し、「必須入力」の使用は控える

説明

入力が必要な場合は「入力必須」と表記します。「必須入力」は使用しません。

理由
管理者が入力フォームを作成する際、「従業員が入力する時の必須項目にしたい」というメンタルモデルを持っているため、ラベルとして[入力(を)必須(にする)]の順序が自然と判断。

項目を指すとき
OK:[入力必須項目]
NG:[必須入力項目]

設定時のラベル
OK:[入力必須]または[必須] ※UIによって、どちらを使用するかを判断する。
NG:[必須入力]

議事録

https://smarthr-inc.docbase.io/posts/2178376

「パソコン」と表記し、「PC」の使用は控える

説明

PCは略語のため、パソコンの方がさまざまなユーザーにとって馴染みがあると判断しました。

議事録

https://kufuinc.slack.com/archives/C01L7GK9APK/p1661762776670439

「紐づけ」と表現し、「紐付け」の使用は控える

説明

平仮名にしたほうが読みやすい漢字は平仮名にする」というルールに従い、「付ける」を「つける」と表現するのに準じて、「紐づけ」と表現します。

「複製」と表現し、「コピー」の使用は控える

説明

「コピー」は情報をテンポラリ領域に保持することを表し、「複製」はコピーした情報を別のデータとして作成まですることを表すため、「複製」が適切だと判断しました。

例外
コピー後に貼り付けを伴う動作の場合に限り、「コピー」と表現して構いません。

議事録

https://kufuinc.slack.com/archives/CJX59GJFR/p1588576567030800

アプリケーションで最初に表示される画面は「ホーム」と表現し、「トップ」「トップページ」の使用は控える

説明

「SmartHRのホーム」「従業員サーベイのホーム」のように表現します。
どのアプリケーションを指しているか自明な場合は、「ホーム」と記載して構いません。
「トップページ」は和製英語であり、「画面の最上部」と混同することもあるため、「トップ」は使いません。また、画面であることを強調する必要はないため、「ホーム画面」は使いません。

例外
「ホーム」を画面以外の何かと混同する場合のみ、「ホーム画面」と記載することを検討します。

議事録

https://kufuinc.slack.com/archives/CJX59GJFR/p1644813459805809 https://kufuinc.slack.com/archives/C01KY3WRX8Q/p1647337887984939?thread_ts=1647306156.369359&cid=C01KY3WRX8Q

マスターデータの総称は「マスターデータ」、総称以外は「◯◯マスター」と表記する

説明

マスターとなるデータすべてを指す総称として「マスターデータ」を使用します。「マスター」だけでは、何のマスターなのかが不明瞭なため、単体では使いません。

また、マスターデータの配下にあるマスターデータは、「システム標準マスター」「カスタムマスター」など、「◯◯マスター」の形式で表現します。マスターデータであることが自明である点、および冗長さを避ける観点から、「システム標準マスターデータ」、「カスタムマスターデータ」とは表現しません。

OK例:マスターデータ、システム標準マスター、カスタムマスター、部署マスター、役職マスター
NG例:マスター、システム標準マスターデータ、カスタムマスターデータ

例外
システム標準マスターまたはカスタムマスターの配下にあり、マスターデータであることが明白な場合は、冗長さを避ける観点から、「マスター」を付けずに表現します。

また、「システム標準マスターの〇〇」と表現するか「〇〇マスター」と表現するかは、ユーザーにシステム標準マスター(またはカスタムマスター)配下であることを意識させたいかどうかで判断してください。

  • 意識させる必要がない場合:「〇〇マスター」
  • 意識させる必要があるが、「マスター」を繰り返すことで意味が伝わりづらくなる場合:「システム標準マスターの雇用形態」
    ※「システム標準マスターの雇用形態マスター」とは表現しない

OK例: マスターデータ > システム標準マスター > 雇用形態
NG例: マスターデータ > システム標準マスター > 雇用形態マスター

議事録

決定経緯(〇〇マスター) https://kufuinc.slack.com/archives/C01L7GK9APK/p1630288792240500 決定経緯(マスター単体で使わない) https://kufuinc.slack.com/archives/C012HA3JEGH/p1625190009156800?thread_ts=1625131554.123300&cid=C012HA3JEGH 決定経緯(長音をつける) https://kufuinc.slack.com/archives/CJX59GJFR/p1599529484034300

拠り所や根拠を示す「もと」は平仮名で表記する

説明

拠り所や根拠とする「もと」は平仮名で表記し、漢字の「基」は使いません。

漢字よりも平仮名の方がユーザーにとって読みやすく馴染みのある表記と判断しました。

OK例: 給与額をもとに
NG例: 給与額を基に

議事録

https://kufuinc.slack.com/archives/CJX59GJFR/p1649829413588279

前の工程に戻る場合の「元」は漢字で表記する

説明

前の工程に戻る場合の操作は「元に戻す」「元へ戻る」などと表現します。

「もとに」や「もとへ」と表記するよりも、漢字を使用した方がひと目で「前の工程に戻ること」を認知できると判断しました。

議事録

https://kufuinc.slack.com/archives/CJX59GJFR/p1612859054114400 https://kufuinc.slack.com/archives/CJX59GJFR/p1649829413588279