操作を表す用語
操作を表す用語を定義します。
「つくる」操作を表す文言
説明
「つくる」操作を表す文言は、基本的に「追加」とします。
「登録」や「作成」のニュアンスを正確に使い分けることは難しいためです。
ただし明らかに「登録」や「作成」がふさわしい場合には、あえて「追加」を使う必要はありません。代表的な例は、以下の5つです。
例外
登録:従業員情報を登録、パスワードを登録、マイナンバーを登録
作成:書類を作成、電子申請を作成
「追加」を使うと違和感がある場合は、社内Slack#design_system_相談
で気軽に相談してください。
操作を止めるときの言葉(キャンセル・取り消し・中断の考え方)
説明
操作を止めるときの言葉は、言葉の意味を理解し、コンテキストに合わせて使い分けましょう。
キャンセル
- キャンセルとは、まだ実行していない操作を止めること
- 例:従業員情報の編集をキャンセルする、申請の提出をキャンセルする
取り消し
- 取り消しとは、すでに実行した操作を止めること
- 例:申請を取り消す、登録を取り消す
中断
- 中断とは、実行中の操作を止めること
- 例:アンケートの回答を中断して、一時保存する
状態を戻すときの言葉(解除・差し戻し・戻すの考え方)
説明
状態を戻すときの言葉は、言葉の意味を理解し、コンテキストに合わせて使い分けましょう。
解除
- 解除とは、元の状態に戻すこと
- 例:確定を解除する、アーカイブを解除する
差し戻し
- 差し戻しとは、ワークフローで承認ないしは合意を求められたユーザーが提出されたものに対して修正を求めること
- 例:申請を差し戻す、承認依頼を差し戻す
戻す
- 戻すとは、業務フローのなかでタスクを前の状態に戻すこと
- 例:未確定に戻す
ファイルを取り込んで操作するときの文言
説明
一括登録など、CSVファイルを取り込んで操作する場合は、以下の通りの表記を用います。
ファイルを選択するときのボタンのアクションテキストは「ファイルを選択」
ファイルの取り込みを実行するときのボタンのアクションテキストは「一括{操作名}」 もしくは、「取り込み」、「CSVを取り込む」とします。
例
- 一括登録
- 一括更新
- 取り込み
- CSVを取り込む
関連ルール
画面タイトル、項目名、ボタンは名詞、動名詞で表記する
ボタンやテキストリンクでは、助詞は「を」を使用する
バックグラウンド処理をリクエスト時の文言は「{処理名}を受け付けました」
説明
バックグラウンド処理をリクエストしたときに表示する文言は、「{処理名}を受け付けました」とします。
例
OK:従業員情報のダウンロードを受け付けました。
NG:従業員情報のダウンロードを予約しました。
議事録
https://kufuinc.slack.com/archives/CJX59GJFR/p1608001964454300
給与明細でCSV取り込み後のインフォメーションパネルの文言として、予約→受け付けに変更。
「取り込み」と表記し、「インポート」の使用は控える
説明
SmartHRにデータを適用する操作は「取り込み」と表記します。
議事録
https://smarthr-inc.docbase.io/posts/1650767
「アップロード」と「ダウンロード」を使用する
説明
SmartHRにファイルを転送する操作は「アップロード」と表記します。
SmartHRからファイルを入手する(ストレージにあるデータをそのまま落としてくる)操作は「ダウンロード」と表記します。
議事録
https://smarthr-inc.docbase.io/posts/1650767
「移動」と表記し、「遷移」の使用は控える
説明
「遷移」よりも「移動」の方が、ユーザーにとって馴染みがあると判断しました。
議事録
https://kufuinc.slack.com/archives/CJX59GJFR/p1603697989037600
アプリケーション上でボタンを押下する操作は「押す」と表記し、「クリック」「タップ」の使用は控える
説明
PCでもスマートフォンでも違和感のない言葉として、「押す」が適切だと判断しました。
議事録
https://smarthr-inc.docbase.io/posts/1726802
「書き出し」と表記し、「エクスポート」の使用は控える
説明
SmartHRからデータを抽出する操作は「書き出し」と表記し、「エクスポート」「出力」という表記は使いません。
ただし、ヘルプページなどで、Excelなど別のソフトウェア使う操作でUIに「エクスポート」と書かれている場合には、ソフトウェア上の表記として用いて構いません。
議事録
https://smarthr-inc.docbase.io/posts/1650767
「再読み込み」と表記し、「更新」「リロード」の使用は控える
説明
画面を最新の状態にする操作は、「再読み込み」と表記します。
SmartHRでは、従業員情報などを編集して保存することを「更新」と表記しているので、混同を避けるために「再読み込み」としました。
なお、特別な理由がない限りは「画面を再読み込み」と表記し、「ブラウザを再読み込み」「ページを再読み込み」は使いません。
議事録
https://kufuinc.slack.com/archives/CJX59GJFR/p1640048227260600 https://smarthr-inc.docbase.io/posts/2222090#%E8%AD%B0%E8%AB%96-1
アプリケーションが主語のときは「使用」と表記し、「利用」の使用は控える
説明
アプリケーションが主語で、アプリケーション内でオブジェクトなどを使う操作は、「使用」と表記します。「使用」と「利用」の表記ユレが発生しないようにしてください。
例
組織図・名簿機能は、SmartHR基本機能の部署・従業員情報を使用して、組織図・名簿を作成できる機能です。
例外
ユーザーが主語の場合は、コンテキストによって「使用」と「利用」を使い分けます。
基本的には「使用」と表記し、「役立つように上手く使う」ニュアンスを出したい場合は「利用」と表記します。
「使用」を使う例
- この書類セットを使用できる権限を設定します。
- SmartHR基本機能では、登録された従業員情報を、管理者が指定した用途でのみ使用します。
「利用」を使う例
- タレントマネジメントプランでは利用できません。
- マイナンバー管理機能を利用すると、安全かつ確実にマイナンバーを収集し、保管できます。
議事録
- https://kufuinc.slack.com/archives/CJX59GJFR/p1638842362239100
- https://kufuinc.slack.com/archives/C01L7GK9APK/p1733727109202639
ヘルプページなどのリファレンスの閲覧を促す場合は「参照」と表記し、「確認」の使用は控える
説明
アプリケーション上での「確認」を求める場合と明確に書き分けるため、「参照」としました。
アプリケーション上でテキストリンクを押下する操作は「開く」と表記し、「クリック」「タップ」の使用は控える
説明
ボタンに関しては「押す」を採用しますが、英文ドキュメントにおいて”open the link” すると書かれている点からも、リンクは「開く」を採用します。
議事録
https://kufuinc.slack.com/archives/CJX59GJFR/p1667907876477849
「複製」と表記し、「コピー」の使用は控える
説明
「コピー」は情報をテンポラリ領域に保持することを表し、「複製」はコピーした情報を別のデータとして作成まですることを表すため、「複製」が適切だと判断しました。
例外
コピー後に貼り付けを伴う動作の場合に限り、「コピー」と表記して構いません。
議事録
https://kufuinc.slack.com/archives/CJX59GJFR/p1588576567030800
「言語選択」と表記する
説明
言語切替・言語切り替え・ 言語切替え・言語切換・言語切り換え・言語切換えなどの言い回しは避けます。
「コピーアンドペースト」と表記し、「コピー&ペースト」の使用は控える
説明
「コピー&ペースト」、「コピー・ペースト」、「コピペ」といった表記の使用は控えます。
ラジオボタンの項目を選ぶ操作は「選択する」と表記する
説明
ラジオボタンで任意の項目を選ぶ操作は、「ラジオボタンを選択する」と表記します。
チェックボックスの操作は「チェックを入れる/外す」と表記する
説明
チェックボックスの操作は「チェックを入れる/外す」と表記します。
議事録
https://kufuinc.slack.com/archives/CJX59GJFR/p1671096565102229
「ドラッグアンドドロップ」と表記し、「ドラッグ&ドロップ」や「ドラッグ・ドロップ」の使用は控える
説明
「ドラッグ&ドロップ」や「ドラッグ・ドロップ」といった表記の使用は控えます。
「並べ替え」と表記する
議事録
ZIPファイルの「展開」と表記し、「解凍」または「開く」の使用は控える
説明
ZIPファイルに含まれるファイルを取り出すときのアクションは「展開」と表記します。
「開く」は、特にWindowsの場合、「展開」とは動作が異なる可能性があるため、使用は控えます。
議事録
https://kufuinc.slack.com/archives/CJX59GJFR/p1731573095610129