ページの言語が <html> に記載されている

概要

この基準では、ウェブページの言語が <html> 要素のlang属性値で指定されていることを確認してください。これにより、スクリーンリーダーや翻訳ツールが適切にページの内容を解釈し、利用者に提供できるようになります。

メリット

  1. 視覚障害のあるユーザー: スクリーンリーダーが正しい言語でコンテンツを読み上げるため、情報の理解が向上します。
  2. 多言語を使用するユーザー: ブラウザや翻訳ツールがページの言語を正確に識別し、適切な翻訳やフォントを表示できます。

達成方法

  1. <html>要素にlang属性を追加:
    • ウェブページの主要な言語を <html> 要素のlang属性を使って指定します。ページが日本語で書かれている場合は <html lang="ja"> とします。
  2. 部分的な言語変更のマークアップ: 
    • ページ内で異なる言語のテキストがある場合は、その部分に対しても適切なlang属性を設定します。例えば、日本語のページに英語の段落がある場合、その段落に <p lang="en"> を適用します。

テスト方法

  1. HTMLの検証:
    • ソースコードを確認し、<html> 要素にlang属性が存在し、適切な言語コードが設定されているかを確認します。

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