表が<table>でマークアップされている
概要
この基準では、データを表形式で表示する際に、HTMLのtable関連要素を適切に使用していることを確認してください。列と行の関係が明確になり、表の内容がスクリーンリーダーや他の支援技術によって正しく解釈され、すべてのユーザーにとってアクセスしやすくなります。
メリット
- 視覚障害のあるユーザー: スクリーンリーダーが表の構造を正確に読み上げることで、表のデータを理解しやすくなります。
- 表形式を維持してコピーしたいユーザー:
<table>
でマークアップされているコンテンツをコピーすると、表の構造のままコピーできます。スプレッドシートなどに貼り付けた場合、表の構造を維持して貼り付けることができるなどデータの可搬性が向上します。
達成方法
<table>
の適切な使用:- 表形式のデータは
<table>
でマークアップします。<tr>
で行を、<th>
で見出しセルを、<td>
でセルをそれぞれ表現します。 - 表形式でないデータは、
<table>
でマークアップしないでください。
- 表形式のデータは
- 見出しセルの使用:
- 表の行や列の見出しは
<th>
でマークアップし、scope
属性を使ってその見出しが行に関連するのか、列に関連するのかを指定します。
- 表の行や列の見出しは
テスト方法
- 表のコード構造の確認:
- HTMLコードを確認し、データ表が
<table>
、<tr>
、<td>
、<th>
を使って適切にマークアップされているかをチェックします。
- HTMLコードを確認し、データ表が
- 視覚的な確認:
- 表がブラウザで正しく表示され、行と列の構造が視覚的にも明確であるかを確認します。